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WPA 公認 第 32 回 日本パラ陸上競技選手権大会

WPA公認第32回日本パラ陸上選手権大会が 3月20日、21日駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開催され東京パラリンピック代表内定選手が顔を揃えた。

写真:辻沙絵選手(日体大)


女子400メートル(上肢障がい T47)では、前回リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダリストの辻沙絵(日体大)が59秒62の大会新はマークして優勝を果たした。

試合後のインタビューでは 「58 秒 90 を切って 58 秒 80 台に入りたかった。残念です」

東京パラ出場資格を争う世界ランキングは6位で

「ギリギリの順位。どの選手が(上に) 出てくるか分からない」と不安の素を解消できなかった。

冬季練習では課題に挙げるスタートから100 メートルのスピードを徹底強化してきた。この日のレースも前半に思い切って飛ばし、終盤に失速こそしたが、積極果敢な走りには手応えもある。

今月には日体大大学院を卒業し、4月からは同大助教として陸上競技の研究と指導に当たる。

環境は変わっても「競技に集中することは変わらない」と表情は明るかった。


写真:山本篤(新日本住建)


走り幅跳び義足 T63 男子100メートルでは山本篤選手(新日本住建)が優勝を果たした。


試合終了後のインタビューで、東京大会では海外からの観客が来ないことに関してはそれは仕方がない。一番は安心で安全なことで、最高のパフォーマンスをして最高の大会にしたい。


コロナ禍でのトレーニングでは、制限されている練習環境で出来ないからどうこうではなく何が出きるかを考え工夫をし、冬季トレーニングではスピードを出すことに意識をしていた。この時期ではまずまずの仕上がりだとコメントしていた。

また、パラスポーツ協会が障がい者スポーツをパラスポーツと名称を変更したことに関しては自分的には何も変わらないとコメントしていた。

緊急事態宣言の中で開催された今大会、東京大会への出場切符をかけ悪天候の中で全力を出し尽くした選手たち。

コロナ禍で練習が制限されているなかでも、大会新記録やアジア記録が更新されるなどレベルの高い試合となった。

IKIRU PROJECT では日本選手団を応援し続けます。

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