Well U! 社員全員とその家族たちの豊かな未来のために。株式会社USEN-NEXT HOLDINGS 執行役員 住谷 猛

1日の時間の大半を占める「仕事」。


どのように働くかが、一人ひとりの人生や心身の豊かさを決めると言っても過言ではありません。


ですが、その「働き方」には、「ブラック企業」や「過労」など、様々な問題が付きまとっていました。国は改善を図るため、大手企業は 2019 年より、中小企業は 2020 年より「働き方改革」をスタートさせます。しかし、十分に改革が実施されている企業はまだ少数なのが現実です。


そんな中、テレワークやフレックス制度をいち早く取り入れている企業があります。

品川区に本社を置く株式会社USEN‒NEXT HOLDINGS です。

さらに今回、新たな従業員のサポートプログラムとして2021年7月より「Well.U」がスタートしました。これは、従来の福利厚生の概念を超えた「従業員たちの健康サポートプログラム」です。


「人財」ともいえる従業員たちの「豊かな生き方」を実現すべく邁進する新進気鋭の企業。今回は、執行役員を務める住谷さんに「Well.U」をはじめとして、企業の在り方や今後のビジョンなど働くことに関して詳しくお話を伺いました。



まず、御社はどのような企業か一言で教えてください。


AI・IoT などの最新テクノロジー活用による「店舗DX」推進を通してストアバリュー(街のお店の価値)を向上させ、エンターテインメント(音楽配信・動画配信)の提供により、ライフスタイルバリュー(生活の価値)を充実させていく企業グループ(USEN-NEXT GROUP)です。

今回の取り組み「Well.U」ですが、企画したきっかけを教えてください。

「この USEN-NEXT GROUP で働くことで、ひとりでも多くの社員とその家族の人生が豊かになっていくこと」を実現したいと考えたことがきっかけです。その根底には、企業の成⻑とともに、スタッフたちの人生が豊かになっていくということがひとつの願いとして存在しています。


「人生を豊かにするために、働く上で従業員たちは一体何を求めているのか?」ということを考えた時、もちろん報酬という意見があるのは当然です。それは生活を営む上で必要な物なので。


ですが、経済成⻑の変化など、時代が移り変わる中で感じるのは、お金ではない側面も同時に充実させることを求めているのではないか?ということに気づいたんです。

だとすると、なによりも普段から「社員のことしっかり考えてくれているよね」と思ってもらうこと、そういったことを充実させていくことも大切になります。


そうすることで、社員は会社へのエンゲージメントがより高くなり、働きがいを持って毎日を過ごすことができる、そして会社自体も心地よく、豊かに成⻑していくわけです。


最終的には、冒頭に申し上げた、「ひとりでも多くの社員とその家族の人生が豊かになっていくこ と」ということが実現できるのではないかと思っています。


こちらの企画はいつ立ち上がったのでしょうか。


始まりは、去年の終わり頃でした。それこそ、新型コロナウイルスがもう社会の中で当たり前にあるような時期で「ウィズコロナ」という概念が、人々に大きく影響を与えているなというのを感じていた時期です。


そうなると、かなりの短期間での企画〜実施になったと思うのですが、実行できた理由としてはどのようなものが挙げられますか?

何かを実行するときに「タイミングをみて、一気にやる」ということをとても大事にしています。


何かを始める、改革するというのは一気にやらないと変わらないと思っています。数年前から言われている働き方改革の話もありますけど、これも時間かけてやっていると、時間をかけるだけ、スタッフたちも変化に対応するのが大変になってしまうんです。

経営トップが判断して、これ正しいから GO だということになったら、一気に変えていく、そしてそのメッセージを強く、頻度高く社員に伝えていくということが大事だと考えています。


特に「Well.U」はメッセージ性がすごく強いと考えています。


この取り組みは、言わば「健康経営宣言」なんですね。


我々は社員が健やかに安定的に早く⻑く働いていることを望んでいますから、そのために会社は最大限の努力をします という社員に向けた宣言でもあります。


ポイント制度など様々な取り組みがありますが、その中でも一番はどこでしょうか。


シンプルに「健康」というものにフォーカスしている点だと思います。


福利厚生という言葉がありますよね。この四字熟語って結構ぼんやりした言葉だと思うんです。だから、その字面から想起されるイメージは本来、多様なはずです。でも、実際は「社会保険」とか「厚生年金」とか「社員旅行」とか、 案外実はイメージが固定されている。


そこで、この「福利厚生」というものを、一気に変えたかったんです。


ですので、ここで働くことで得られるリワードやベネフィットを考えたときに、まずこの「福利厚生」という概念から脱しようと決めました。


福利厚生というものは従来、先述したように一律的なベネフィットです。


しかし、人々の生活が多様化している中で、決まりきった、一律的なベネフィットってもはや意味がなくなりつつあるのではと感じました。人々の考え方もさらに多様化していますから、社員が本当に求めているものが企業が提供してきたものとは別だったりするのではと思ったのです。


その中で、サステナブルな社員にとって大事なことってなんだろうと考えた時に出たのが、シンプルに「健康であること」なんです。


生きて豊かに働くなら、みんな健康でありたい。


健康であれば、すこやかにこの会社で働けるし、結果その人の生活を豊かにしていく。だったら、会社としてその「健康」をサポートすることは、非常に大切なことであると考え「健康」にフォーカスした取り組みにしました。

実際のスタッフたちの反応はいかがでしょうか。


まだスタートしたばかりなので、反応が返ってくるのはこれからだとは思っています。ただ、経営からのインパクトはあったと思いますね。


ここ数年は仕事の生産性向上のために、働き方の多様性を追求していきましょうというようなことを伝えていたのですが、今回からは「社員の豊かな人生を実現すること」にフォーカスしているので、社員の受け止め方としては、あれ?今までと少し違うこと言い始めたなっていう印象はあったと思います。


働き方改革のことは数年前から日本でも言われていますが、まだ変化しているのは一部であるように感 じます。これから、日本全体で働き方を変えていくにはどうしたらいいと感じますか?


結論から申し上げると、変わらざるを得ない状態にはなっているのかなと思います。


日本の労働者人口は下がってきていて、どの企業も人材の確保というのが不可欠になっていきます。


その中で「その会社で働くことに価値があるか」ということが、働く人たちにとってはとても大事になってくるんです。


問題はその変わるスピードと広がり方の部分だと感じています。

そこで、当社では社外に向けて、「このような働き方をしていますよ」「このような採用をしていますよ」と本来なら内側で見えない部分を発信しています。


このように、 意識して広げて、変化させていくことが大切であると考えています。


それでは、企業としてのこれからのビジョンを教えてください。


 根底には「ひとりでも多くの人たちがこの会社で働くことで幸せに、豊かになる」というのがベースにあります。


それとは別に、我々の事業としてのビジョンが存在します。我々の多くのお客様はお店です。ジャンルは、飲食をメインとして、小売など様々です。そこに対して我々はテクノロジーを用いたソリューションを届けているわけです。


それは結果どうなるかというと、


ストアバリューが上がる。

お店の魅力が上がるということですね。


そのお店の魅力が上がれば、そこにお店のお客様が集まる。

そしてお店が繁盛する。


そこから魅力的なお店が増えてくると、街が変わる。

街が変わると、そこで暮らす人々の生活が変わっていく。


そういったバリューチェーン(価値の連鎖)を生み出して、そこに暮らす人々のライフスタイルが変わっていくということ。


その社会的な価値を提供し続けるというのが我々のビジョンです。


最後に、新しいことにチャレンジしたい若者に向けてメッセージをお願いします。


 思ったらすぐやる。これに尽きると思います。


これは当社の代表の宇野も常々言っていることです。


「思いついたらすぐやったほうがいい。すぐやらないとやらない理由、できない理由を考え始める」と。


やっぱり一歩前に踏み出さないと何も起こらないですよね。わからなければ、やってみて、間違えていたらやり直せばいい。やらなければ何も始まらないというのは、私自身も強く感じているところです。会社の中での改革もそうですし、なんでもそうだと思っています。


何事も思い切って「思いついたらすぐやる!」とその勇気をもって、前を向いて進んでもらいたいと思っています。



【スピーカープロフィール】


住谷 猛 (すみたに たけし)

株式会社USEN-NEXT HOLDINGS 執行役員 (人事・総務・法務・広報・コーポレートブランディング・サステナビリティ推進管掌) 、コーポレート統括部⻑。


人事部門のプロフェッショナルであり、今回の「Well.U」の発案者でもある。2020年のニューノーマルな働き方に対し、リモートワーク体制等を強化。社員が好きな場所で働くことや、コロナ禍で困窮する学生の就学・就職を支援する『USEN-NEXT SCHOLARSHIP』を新たに設立。2021年には新潟県⻑岡市と連携し、地方での新たな働き方を促進するための「⻑岡ワークモデル」に取り組む。学生が “⻑岡で暮らしながら、首都圏の大手IT企業やグローバル企業で働く”というような新しいワークモデルの可能性も追及している。