都内児童養護施設イベント参加レポート

映画「contrast 光と影の物語」出演キャストが都内児童養護施設のイベントにスタッフとして参加しました。

4月28日都内児童養護施設で、年に一度の子どもたちの健やかな成長を願うためのイベントが開催された。

参加者は子どもたちと施設の職員の方々、ボランティアの方々、ゲスト、近隣住民の方など全て含めると総勢1000人以上にも上る大規模なイベントである。IKIRU PROJECTはボランティアスタッフとして参加した。


まず、児童養護施設とはどんなところか。

児童養護施設とは、さまざまな問題を抱え、自分の家族とは暮らすことのできない子どもを養護し、職員たちがその家族の代わりとなって、子どもたちの成長をサポートしていく場所である。


イベントの日は、太陽の光が降り注ぐ快晴。緑に囲まれた広々とした施設の庭で、子どもたちは元気いっぱいにイベントを楽しんでいた。



IKIRU PROJECTは、ペットボトルと風船を使った空気砲の的当てゲームコーナーを担当。

子どもたちの一生懸命工夫して的の高得点を狙う姿、真剣に楽しそうに自分だけの空気砲を作る姿、そして高得点が取れた時の笑顔にこちらも思わず笑顔になってしまう。

子どもたちのパワーは、人の心を動かす力があると感じた一瞬であった。

こうやって子どもたちと一緒になって遊べたことももちろんだが、「児童養護施設」そのものに触れることができたのは、大変貴重な経験となった。


子どもたちによるダンスのパフォーマンス、ゲストによるパフォーマンス、美味しい食事、各体験&ゲームコーナーなどをみんなで楽しんだあとは、鯉のぼりを歌い、願いを込めた風船を全員で飛ばすことに。


現在、児童虐待の通告件数は15万件を突破している。その勢いは止まるところを知らず、毎年増えていくばかりだ。

今回参加させていただいた施設の施設長様、および関連省庁(公社)や日本社会福祉会への訪問の際、担当者の方から伺ったことであるが、児童虐待は、様々な問題が複雑に絡み合って生まれるという。だから、一概に「これを解決すれば良い」と言い難いのである。


貧困、子育ての孤立(コミュニティの希薄)、ストレスの行き場のなさ、家庭内暴力、親から子どもへの理想化など...負の問題がまた別の負を呼び込み、連鎖し続けている。

実際、虐待を受けた子どもたちは、無条件に愛されることを知らない子どもが多いという。だからこそ、自分に子どもが生まれても、親と同じことをしてしまう、そして自分自身もそんな自分を責めてしまう上、どこに助けを求めれば良いのかわからない。そんな家族の負の連鎖も起きている。

それから、施設出身というだけで就職差別などの憂き目にあうことも多いという。


これらの問題を即座に片付けることは難しいだろう。

それぞれのケースに合わせてそれぞれ得意とする人々や団体が、サポートを行っていくことがまず第一に虐待を減らしていくためのスタートなのではないかと考える。


しかしその前に大事なこと。


それは、児童虐待や児童養護施設のリアルを広く伝え、それを知らなかった人たちが知ったり、考えたりするきっかけを作ることである。


もし、児童虐待について何も知らなかったら。

近所の子どもが泣き叫んでいても、ただ泣いているだけだと思うかもしれない。けれど、少しでも知識があったり考えたことがあれば「もしかしたら...」と行動に移れるかもしれない。


きっかけは、知ることにつながる。

知ることは、行動につながる。


IKIRU PROJECTでは現在、児童虐待をテーマとした映画「contrast 光と影の物語」のプロジェクトを進めている。

私たちには私たちのできることを通して、この問題を「知る・考えるきっかけ」を作っていこうとしている。


今日のイベントを通して、子どもたちの願いが空の向こう側まで届き、本当に叶って欲しいと願うばかりである。そのためにも、映画「contrast 光と影の物語」この作品は多くの子どもたちが勇気や未来の希望を持てるような作品にしようと強く感じた1日となった。



厚生労働省:児童相談所全国ダイヤル「189(いちはやく)」

https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/gyakutai/index.html



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