ブラインドサッカー国際大会「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ2021 in 品川」



ブラインドサッカーの国際大会「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ2021in品川」が5 月 30 日〜6 月 5 日に品川区立天王洲公園で開催された。

世界ランキング 12 位の日本代表は初の決勝進出を果たし、同 1 位のアルゼンチン代表と対決。

しかし、0―2 で敗れるものの大会初の準優勝となりメダル獲得となった。

試合結果は以下の通り


アルゼンチン 2-0(前半 2-0)日本

得点:【アルゼンチン】15 マキシミリアーノ・アントニオ・エスピニージョ(前半 9 分、15 分)

スターティングメンバー 【アルゼンチン】 GK12 ヘルマン・フランシスコ・ムレック FP2 アンヘル・リカルド・デルド・ガルシア FP3 フェデリコ・ミゲル・アッカルディ FP4 フロイラン・ドゥルヴァル・パディージャ FP15 マキシミリアーノ・アントニオ・エスピニージョ

監督 リカルド・マルティン・デモンテ・ガイド ヘルマン・アルベルト・マルケス

【日本】 GK1 佐藤 大介 FP3 佐々木 ロベルト泉 FP10 川村 怜 FP7 田中 章仁 FP11 黒田 智成 監督 高田 敏志 ガイド 中川 英治


【順位】 優勝:アルゼンチン

準優勝:日本 第 3 位:スペイン

第 4 位:タイ 第 5 位:フランス 日本代表ははゴールキーパーに佐藤大介、フィールドプレーヤーに佐々木ロベルト泉、田中 章仁、川村怜、黒田智成といった布陣で挑んだ。


拮抗状態だった序盤が破れたのは前半 9 分、アルゼンチン代表のエースのマキシミリアーノに右サイドから突破を許すと、右足シュートでゴール。

しかし、前半 11 分には日本もチャンスを作る。

佐々木が高い位置でプレスを仕掛け、ボー ルを奪取。混戦でこぼれたところを黒田が拾い、右足でシュートを放つ。しかし惜しくもゴール枠外に外れた。

アルゼンチンは前半 13 分に再びマキシを投入。

すると、その 2 分後にまたしてもゴール を決められる。

マキシは左サイドからカットイン。

川村のプレスを跳ね返しながら、右足シュートを打ちゴール右隅に突き刺した。

日本は前半 16 分に佐々木が再びボールを奪い、右サイドからシュートを放つが、ゴール枠外に外れる。2 分後にはマキシに強烈なシュートを打たれるが、GK 佐藤のセーブで守ってみせた。前半終了直前には中盤からループシュートでゴールを狙われるが、またしても GK 佐藤がスーパーセーブ。前半はアルゼンチンの猛攻に遭いながら、0ー2 で後半に折り返した。

後半に入ると、日本も攻勢を強める。

後半 4 分、川村が右サイドをドリブルで抜け、右足シ ュートを放つが、ゴール右外に逸れる。2 分後にも川村が中距離からミドルを放つも、ゴールにはつながらない。

日本は後半 10 分に今大会初めての交代カードを切る。

負傷した黒田を下げ、17 歳の園部優月を入れた。2 分後には園部に代え、黒田を再投入。一方、アルゼンチンも温存していたマキシをピッチに戻した。

日本はここまで得点パターンだった GK 佐藤からのロングスロー戦術がパニーザに読まれ、 ことごとくカットされる。一方で、アルゼンチンはマキシのシュートが何度も日本のゴールを脅かした。

試合はそのまま終了。 日本は 0ー2 で敗れたが、過去最高成績の 4 位を上回る準優勝という成績に終わった。アル ゼンチンは第 1 回、第 2 回に続き、3 度目の制覇を成し遂げた。



試合終了後には以下のコメント。


主将の川村怜選手

「自力で決勝進出を決めた時は、決勝を経験できるという、いい意味での緊張感と達成感がありました。それも含めてチームで冷静に話し合って試合に挑みました。事前にコーチ陣の分析を得た上で、守備の面ではかなり分析通り、ピッチでもコミュニケーションを取りながらポジションをとっていい守備ができたと思います。今日はバランスが崩れた一瞬の隙を 突かれて 2 失点してしまいましたが、相手の強度も含めて、ある程度想定の中で試合がで きたのではないかと思います。リードされている中でも 1 点でも取りにいこうとプレスをかけると、相手も嫌がっている雰囲気はありました。どんどんゴール前に侵入して、最後打 ち切れるところまで精度を上げていくことが、これからの課題になると思います。フィジカル面で体を張って戦うという部分は、以前と比べてどの国が相手でもタフな闘いができた のではないかと思います。どのポジションに配置されてもチームの戦術を実行していくことができましたが、さらにその精度を上げていかないと世界のトップには勝てないと実感しました。課題も得たので残り 3 ヶ月、しっかりと向き合って高めていきたいと思います。」



MIP を受賞した佐々木ロベルト選手


「自分はどの試合でも 100%で戦います。悔しい気持ちはあるけれど、コロナ禍で試合も交流もなかなかできない中、今回みんなと一緒にできたことは楽しかったです。課題としてはゴール前でのシュート時にもう少し落ち着いていいシュートができるようにしたいです。どんな状態でもシュートまで持っていかないといけないので、もう少しオフェンスを鍛え ないといけないと思います。 アルゼンチンは世界ランク 1 位で、マキシミリアーノ選手はどのチームが相手でも点を取 る選手です。でも、相手がどんなに強くても、スペースを与えなければ止めることはできた と思います。マキシミリアーノ選手はドリブルだけでなくパワーもあります。日本チームは身体の入れ方ももっと強くやらないといけないと思います。」



惜しくも敗れたとはいえ、初の決勝進出という快挙を成し遂げた日本。

開催まで 50 日を切ったパラリンピック。 ブランドサッカー日本代表の活躍には今後も注目をせざるをえないだろう。

IKIRU PROJECT ではこれからもパラスポーツを応援します。



日本ブラインドサッカー教会

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