「病気や障害があっても自己実現目指せる社会を作る」

今回ご紹介するのは、杖を使ったダンスパフォーマンス集団 STICKTOK の菅原和也さんです。医療介護業界を目指すきっかけや団体について更には今後のビジョンなどについてお話しを伺いました。


団体が立ち上がった経緯を教えて下さい。


元々は僕が立ち上げたわけではなく、理学療法士の女性でギランバレー症候群を患っている人がいて、その方が立ち上げました。


「杖を持って可かわいそう」「杖を持ってるからいつまでたっても上達しないんだよ」と言われたり、社会の目を知って若いのに杖をもっていることからの社会の目を知って、どうしてそんなことを言われなければいけないのか?と感じました。


「障害や病気があっても活躍できる社会をつくりたい」そんな想いを持って、そこから活動を続けてます。


どんなメンバーが活躍されてますか?


杖を使ったダンスエクササイズ、パフォーマンスを行っていて医療介護従事者、ダンスが好きな方、STICKTOKの想いに賛同してるダンス好きな方などです。

全員が医療介護業界ではないです。


具体的にはどのような活動をしていますか?


杖を使ったダンスパフォーマンス、高齢者向けダンスエクササイズ動画制作と配信、認知症カフェの運営をしています。


杖を身近に感じていただき、杖を通して医療従事者が繋がれる機会を作っています。

大学の文化祭や地域イベント、福祉関係のイベントなどでパフォーマンスをしています。


自己実現の一つの形として、健康作りに力をいれています。高齢者向けのダンスエクササイズ動画を作成し、高齢者の方々と一緒に音楽に合わせて楽しめる形を作っています。


高齢者が抱える課題としては身体的なことだけではないんです。精神的なものや社会との接点が無い点もあります。


ただ、ダンスを踊るだけではなくて、動画の背景を意識しています。

場所の設定を地域の観光名所にしたりなどの工夫も加えてます。この前は広島県の観光名所にして撮影もしました。


実際に背景を見て「昔あそこ行ったよ」「また、広島に行きたいな」とコミュニケーシ ョンの機会を作っています。



パフォーマンスはどなたが考えているんですか?


メンバーは全員で60名弱いるんですが、その中でもダンスしたい、高齢者向けダンスエクササイズしたい等、人によってやりたいことは様々なんです。


だから、企画、パフォーマー等の各分野でそれぞれやりたい人が担当しています。基本的にこの人が限定というのは無いです。



コロナ禍でパフォーマンスに影響はありましたか?


コロナ禍で全部イベント中止になりました。ここ最近はオンラインの普及によって、オンラインイベントで体操したりなど、愛知では、ダンスイベントでパフォーマンスを行ったり、オンラインとオフラインを使い分けています。


接点作りに関しては、広島で認知症カフェというもの行っています。


カフェと言っても全国の行政が行っているもので、そこを一日だけ借りてイベントのような感じで行っています。 そこに来ていただいた方々に ダンスパフォーマンスをするのではなく、高齢者向けダンスエクササイズ動画を一緒に作ったり、参加者さんの自己実現を一緒に作っています。


現状で抱えている課題は何ですか?


やはりコロナの影響で、大胆に活動できないのが辛いです。 どうしても消極的な形になってしまうし、もっと活動ができる機会があればいいなと思います。


菅原さん自身が医療介護業界を志すきっかけとなったことはありますか?


遡ると中学生の時にサッカーしていて、怪我してお世話になったのがきっかけでリハビリ業界へ入りました。でも、学生時代は理学療法士は将来が不安で専門的な勉強をするが故に閉鎖的になりやすいと感じました。 その不安感から外をもっと見ていろんなことを知りたいと思い名古屋へ行き介護業界へ入りました。結果的に介護業界に入って気づくこともあります。


理学療法士を目指す学生は将来に不安を抱いている人もいるので、この活動を通してそれを解消することにも繋がるかなと思います。


2025年問題などの医療介護の課題に関しては、どのように考えですか?


まず、医療介護業界は専門的な故に閉鎖的な業界であることが課題だと思います。


医療介護は一緒にされますが実際は全く別なんです。

あとは人材不足という課題もあります。

2025年問題であったり、介護する側の人が少なくなっている。だからSTICKTOKの取り組みを通して介護業界の楽しさとか魅力というのを発信できるかもなとも思っています。



東京パラリンピックの大会ビションに「多様性と調和」がありますが、菅原さんが考える「多様性」への実現に必要なものは何だとお考えですか?

自分の固定概念に縛られることなく、一度飲み込んで解釈することが大事だと思います。


それが個人の柔軟性であったり その考え方が全員の認識として合えば、より柔軟性に繋がっていくと思います。



今後の目標やビジョンはありますか?


背景を観光名所にしているお話しをしましたが、これまで名古屋、福井、静岡、広島、福岡5箇所は作りました。47都道府県ずっとやっていきたいです。


これは、日本だけでなく世界各国で、できると思うので次はアメリカとかインドとかヨー ロッパとかいろんな背景を作り色んな方々が関われる機会を作れたらいいなと思います。


コロナ禍で今は足は運べないので、どこどこでやりたいというのがあれば、意見を出してもらってそこからやることもできるので、色々なところで、その土台作りができればと思います。


最後に、やりたいことがあるけど、なかなか一歩踏み出せない若者に 向けて応援メッセージをお願いします。


最初から全部自分でやりたいことを0からやるよりもやっている人のそばにいくというのが一番いいと思います。


自分ができる最初のステップを自分でできるってところ、そのレベルから参加するというのは大事だと思う。自分が一歩踏み出すことに関しては、コミュニティに入るとかやっている人の話を聞くとかそういうところから初めていいのかなと思います。





【菅原和也】

愛知県名古屋市天白区の住宅型有料老人ホームで現役の介護職員として勤務。髪の毛が青い『ブルー介護士』としてTikTokでも介護の魅力を発信中。(「社長ちゃうわ」で検索してね)複業が許される職場で入社 1 年目から医療介護福祉職のオンラインコミュニテュ『医療介護塾』を設立。

医療介護塾に所属するメンバーの想いを形にする中で様々なプロジェクトを立ち上げる。その1つが STICKTOK。「医療介護福祉職の次世代の希望になる」を理念に医療介護塾を 展開する。介護現場リーダーの顔と個人でプロジェクトを立ち上げる介護系複数業家。



【STICKTOK】

「病気や障害があっても自己実現目指せる社会を作る」を想いに杖を使ったダンスパフォーマンスや高齢者向けダンスエクササイズ動画制作及び配信サービスを作る団体。若手医療介護福祉職、医療介護福祉職を目指す学生がメインで構成された団体。身体機能だけでなく精神面や社会性にもアプローチをしたダンスエクササイズ動画を作る。 (YouTube『STICKTOK』で配信中)


【とっておきの音楽祭 inNAGOYA】

7月31日、8月1日に愛知県名古屋市のオアシス21、中電ホールで開催される『とっておきの音楽祭 inNAGOYA』でダンスパフォーマンスを披露する予定。


8月から毎月第3土曜日に広島県広島市でカラフルカフェ(認知症カフェ)をオープン予定。学生が主宰する認知症カフェとして前代未聞なチャレンジとしてダンスエクササイズを参加者と一緒に行う。


参加希望の方はこちら▶︎ https://lit.link/colorfulcafe



団体HP

https://www.online-salon-mcs.com/sticktok


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